
カフェを開業してみたいけど、飲食店の営業許可を取るのって難しそう・・・。
「自宅でカフェを開業してみたい!」「自分の理想の小さなカフェを開業してみたい!」そんな夢を持っているけど、どこから手をつけていいかわからない・・・
カフェの開業を目指す方にとって、設計図の作成は最初のステップでありとても重要です。
特にDIYでの開業を考えている方や、初めての方にとっては、設計図の作成は難しく感じられるかもしれません。
でも大丈夫!本記事では、初心者でも簡単にできるカフェ設計図の作り方をステップごとに詳しく解説していきます。



\\ この記事を書いた人 //
こんにちは、ミリコです
40代独身派遣社員(ニャン太2匹と生活中)
東京と田舎の二拠点生活をしながら
田舎でライダーズカフェを開業するために奮闘中です🎶
カフェ設計図作成の重要性
カフェの設計図は、店舗のレイアウトや設備の配置を視覚的に示すものであり、開業準備のはじめの一歩であり重要な基盤となります。
設計図を業者任せにしてしまうと、自分の理想から外れてしまったり、余計なコストがかかってしまうことも❌。
・自分のイメージを具体化し可視化できる
・業者の方都コミュニケーションがスムーズになる
・コスト管理がしやすくなる
イメージの具体化と可視化
頭の中にあるアイディアを具体的に書き出すことで、自分の理想に近づきやすくなります。
可視化することで、頭の中では可能だったものが現実的には厳しいことがわかったり、逆に実現の可能性が高まったりします。
業者任せにせず、自分自身で設計図を作成することで、理想のカフェ像を具体的に反映させることができます。
業者との円滑なコミュニケーション
自分の頭の中のイメージを言葉で表現するのはとても難しいことです。
受け取る人によってイメージが変わってしまうこともしばしばあります。
自分で作成した設計図を業者の方と共有することで、施工業者やデザイナーの方と意思疎通がスムーズになり、理想のカフェに近づきやすくなります。
コスト管理
設計図を作成すると、どんな設備や材料が必要なのか明白になってきます。
これにより、おおよその予算を把握しやすくなります。
どこを削るべきなのか、どうしたら予算の範囲内で収まるのかを検討しやすくなるでしょう。
設計図作成の基本ステップ
実際に設計図をつくるといっても、何をどうしたらいいか迷いますよね。
難しく感じるかもしれませんが、プロが作るような設計図を作成する必要はありません。
ペンと定規を使って平面図を作成するだけで、保健所や業者の方とのコミュニケーションは圧倒的にスムーズになります。
Step1 : コンセプトの明確化
まずは、どのようなカフェにしたいのかコンセプトを明確にしましょう。
落ち着いた雰囲気のカフェ、賑やかなカフェ、特定のテーマに特化したカフェなど、方向性を定めることで、デザインやレイアウトの指針となります。
カフェ巡りをしてお気に入りのカフェの写真をとって参考にするのもよし。
私はPinterestで画像検索をして、自分の理想に近い写真を見つけては「カフェ」のフォルダーに保存しています。
どの街で開業したいのか決まっていれば、その街を散策してどんなカフェが人気なのかリサーチしてみてもいいでしょう。



私は、目の前の道路をバイクがたくさん通るし、田舎にあるので「ライダーの第二の故郷」というコンセプトでライダーズカフェにしました



コンセプトはお店の基盤になるから、時間をかけてじっくり検討しよう!
Step2: 販売商品を決める
次に、販売する商品を検討してみましょう。
ドリンクのみにするのか、アイスやジェラートを提供するか、菓子を製造して販売するかなど、販売する商品によって必要な設備や配置、必要な届出等が変わってきます。
カフェ開業の中でコンセプトの次に重要になるのが販売商品です。
原価や販売価格のことも考慮に入れながら検討してみると、利益が取れる商品とそうでない商品がわかってきます。



販売したくても利益が取れないとカフェの経営に響くしね・・
Step3: 必要な設備のリストアップ
販売する商品が決まったら、カフェ運営に必要な設備を洗い出します。
例えば、カウンター、テーブル、椅子、厨房機器、手洗い場、トイレなどです。
特に、厨房内の手洗い器やトイレの配置は、保健所の基準を満たす必要があります。
シンクにしても、「1層式」か「2層式」か、各都道府県によりその条件は異なります。
管轄の保健所のウェブサイトに条件が載っているので、確認してみましょう。
Step4:レイアウトの検討
リストアップした設備をどのように配置するか、レイアウトを考えます。
客席と厨房の動線、スタッフの作業効率などを考慮しながら配置を決定します。
販売する商品を実際にお客さんに出す場合を想定しながら考えると、動きやすい動線が見えてきます。
この段階では、手書きのスケッチで全く問題ありません。



コンセントの位置によって、効率が悪くなることもあるので、コンセントの位置もしっかり決めよう!
Step5: 図面の作成


手書きのスケッチを基に、正確な寸法で図面を作成します。
パソコンのソフトウェアを使用する方法もありますが、難しい場合は方眼紙を使って手書きで作成しても全く問題ありません。
重要なのは、実際の寸法に基づいた正確な図面を作成することです。



図面も、手書きで問題ありません。ただし、寸法は正確に記載するようにしましょう
Step6: 保健所への確認
作成した設計図を持って、事前に保健所に相談しましょう。
手洗い場の数や配置、トイレの位置、シンクの数など、衛生面での基準を満たしているか確認を受けることが重要です。
決められた条件を満たしていないまま内装に着手してしまうと、後々、再工事が必要になり費用がかさみます。



工事を始める前に、必ず保健所に相談にいきましょう。図面の書き方や、必要な設備等についても相談に乗ってくれますよ



「何をしたらいいかさっぱりわからない!」という方は、まずは保健所に行って相談すると、必要な資格・図面の書き方・必要な設備など詳しく説明してくれるよ
DIYでカフェ開業のポイント
カフェは街に溢れています。
周りのカフェとは一味違ったコンセプトのカフェにすると、差別化もはかれるのでコンセプトにはじっくり時間をかけましょう。
カフェのデザインから内装の全てを施工業者に任せすることももちろん可能ですが、自分でできる箇所はDIYすると、コストを抑えつつ自分の理想を形にすることができます。
ただし、専門的な知識や技術が必要な部分もあるため、DIYでカフェ開業を考えている場合は以下のポイントに注意しましょう。
専門家と連携
電気工事や水道工事、ガス工事など、専門的な技術が必要な作業は、プロに依頼することをおすすめします。
自分でできる部分と専門家に任せる部分を明確にし、安全面を確保しつつ進めていきましょう。
私の場合は、DIYの部分と専門家に依頼する部分を以下のように分けました。
※私の場合は、もともと外にあった小屋を改装してキッチンにすることにしました。
◾️DIYする部分
・キッチンの基礎の補強
・屋根の取り外し
・壁の取り壊し
・壁のクロス貼り
・窓とドアの改装(古い窓とドアを使って新しく再生)
◾️専門家に依頼した部分
・新しい屋根の取り付け
・壁の補強
・新しい壁の取り付け
・水道工事
・ガス管工事
・電気工事
・床貼り
資材の選定と調達
内装に使用する資材や家具の選定は、カフェの雰囲気を左右します。
施工業者に任せっきりにすると、思いの外費用がかさみます。
予算内で質の良いものを選ぶために、自分でも複数の業者やショップを比較検討してみましょう。
スケジュール管理
DIYで作業する場合は、思った以上に時間がかかることがあります。
開業予定日から逆算し、各作業のスケジュールをしっかりと管理することが大切です。
施工業者に依頼し内装を進める際にも、余裕を持った計画を立てることで、予期せぬトラブルにも対応しやすくなります。
まとめ:DIYでも計画的に進めれば理想のカフェは作れる!
素人でも、しっかりと計画を立て、手順を踏めば、カフェの設計図を作成し、(DIYでの)開業を実現できます。
重要なのは、コンセプトを明確にし、無理のない範囲でDIYを進めることです。
また、保健所の基準や専門家の意見を取り入れることで、実現可能で安全な設計にすることが大切ですよ。
- カフェのコンセプトは明確か
- 動線夜行立を考慮したレイアウトになっているか
- コンセントは適切な位置に設計されているか
- 必要な設備や家具のリストアップはできているか
- 正確な寸法を図面に反映できているか
- 予算とスケジュールの管理はできているか
- 保健所の基準を満たす設計になっているか
- DIYでできる部分と専門家に依頼する部分が明白になっているか
これらをしっかり押さえておくと、カフェの開業準備をスムーズに進めることができます。
設備は、厨房専門の中古屋でも新品同様の設備を見つけても⭕️。
冷蔵庫など電化製品は当たり外れがあるので新品のほうがいいかもしれませんが、シンクなど中古でも特に問題ない設備については中古品をうまく利用するとコストを抑えられます。
営業許可申請の際に必須の図面は、思っているよりも難しくありません。
何度か保健所に行って相談しながら作成すれば、徐々に不安もなくなりますよ。



「カフェを開業してみたいな」と思ったら、厨房専門店に行ってみたり保健所に相談に行ってきましょう。行くだけ、見るだけならタダですし🎶
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